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●イーベイでピアノの本を買う。

1800年ごろのスクエアーピアノ
スクエアー

ある調律師とピアニストの依頼で、シーボルトが日本に持ってきた国内最古といわれるピアノと、同程度かそれ以前のものを輸入して欲しいとの話があった。

このピアノは5オクターブ半あって、ベートベンが「熱情」や「ワルトシュタイン」を作曲したであろう時代の楽器である。つまりピアニストによれば、この時代の楽器を演奏すれば、ベートベンがどういう意図を持って曲を作ったかということがわかるはずだというのである。

現在このピアノはこの調律師によってほば修理を終え試弾できる状態であるが、ご希望の方はメールをいただければご案内いたします。

ところでこのピアノの名前はW.Phillipsといい、手元にある資料や、ネット検索をしてもほとんど見当たらない。サウスエルやツンペ、クレメンティ、ブロードウッド、コラード等はいくらでも出てくるが、なかなかこの人の名前が発見されない。

ちなみに手元にある資料は、「ピアノの歴史」(大宮真琴著)、「The Piano」英書、「piano atlas」英書等であるが、ネットで検索してみるとかってクリスティーのオークションに同じメーカーのスクエアーピアノが出品された形跡があるのと、ツンペとゆかりのある、ドイツからやってきたビーターという人物のところに下宿していた人物が同じ名前である。

ビーターという人はピアノにいろいろ工夫を加えたということが記されているが、彼自身はあまり木工が得意でなかったと書かれているので、下宿人のw、phillipsがそうした仕事をしていたのかもしれない。


イーベイで高価な本を購入

高価な本

というわけで何とかこの人物のことを調べたいということで、アマゾンでピアノのメーカーが詳しく載っている本を調べたところ3万円以上もしているのである、そこでイーベイでもっと安く購入できないものかと調べたところ2万円ほどでこの本を手に入れることができた。

送られて来た本はもともと図書館にあったものらしく背表紙に番号がつけられていた。さて例の人物を調べてみると3行ほどで1806年から1817年までロンドンでピアノを製作していたことが判明、ピアノの象嵌に書かれていた住所と同じ場所であった。
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すごい情報収集力

 そこまで突き止められる情報収集力にはいつものことながら頭が下がります。世界につながるインターネットの威力もさることながら、やはり貴兄が別のところで強調されていた「英語力」ですね。
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嶋村 健治

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